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■WEBサイト制作の手引 記事一覧
- はじめに
- 企画の確認
- 目的の設定(この記事)
- 役職の割り当て(アサイン)
- スケジュール作成
- 設計書の作成
- デザイン・トーン&マナー決定
- 実装
- テスト
- 本番公開
- 運用
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今回は、#2企画の確認で作成した表の中の「制作の目的」「目的を達成する方法」について触れていきます。
目次
制作の目的
何のためにサイトが作られるのか、チームでの目的の共有は大切です。
制作するWEBサイトの目的を設定します。
大まかな設定→細かい部分まで決めていきます。
ただし、具体的な目標は短期に限ります。
長期的な目標を具体的に細かく設定しても、その通りに進められることなどそうそうありません。
ほとんどの業態において、いろんな要因が複雑に絡み合っており、人間が予測することは不可能です。
目標期間が長くなればなるほど、内容はあいまいになってしまってよいです。
サイトを運営していきながら適宜修正を加えていく、それくらいのスタンスが最も現実的です。
例)食品製造会社コーポレートサイト
リニューアル制作
1.サイトからのお問い合わせを増やす
→1.1 フォームでのお問い合わせを月10件ふやす(BtoB)
→1.2. 電話でのお問い合わせを月10件ふやす(BtoB)
2.より単価の高い取引の成約
→2.1 ○○円以上の取引を年4件ふやす(BtoB)
→2.2 △△円以上の取引を年10件ふやす(BtoB)
目的を達成する方法
先程設定した目的を達成する方法について、具体的に考えていきます。
主にサイトの設計に関係してきます。
例)食品製造会社コーポレートサイト
1.サイトからのお問い合わせを増やす
- ターゲット&その目的ごとに導線を作り、分かりやすく情報を表示する。
- 電話番号を見やすい位置に設置し、営業時間等の案内も行う。
2.より単価の高い取引の成約
- デザインを高級路線へ変更し、高い信頼を得る。
- 実績を掲載し、高い信頼を得る。
これでWEBサイト制作の概要の表が完成しました。
目的の設定は最重要・・・だけど
「WEBディレクターの役割について」でも書きましたが、制作において目的の設定が最重要、最優先事項です。
「顧客がほんとうに必要だったもの」を正確に設定しないと、制作のパフォーマンスが大幅に落ちてしまいます。
プレゼンによって制作が決定している場合は、すでに答えが決定しているので再確認に務める程度で問題ないでしょう。
ただし、あまり長期的・具体的すぎる目標を作ってしまうと却って成果が上がらなくなってしまいます。
特に現代はテクノロジーの躍進によって、急速に情勢が変わってしまう時代です。
サイトの運営を始めてから気づくこともいっぱいあります。
柔軟に対応できるよう、更新システムなどを準備しておきましょう。