効率の良いWEBサイトの制作とはどのようなものなのでしょうか。
この連載ではWEBサイト制作に不慣れな人のために簡単な解説を行っていきます。
作業工程
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■WEBサイト制作の手引 記事一覧
- はじめに(この記事)
- 企画の確認
- 目的の設定
- 役職の割り当て(アサイン)
- スケジュール作成
- 設計書の作成
- デザイン・トーン&マナー決定
- 実装
- テスト
- 本番公開
- 運用
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上記が制作の作業工程となります。
逆流は×
この工程は必ず上から下に流していきます。
途中で逆流が起こることはなるべく避けてください。
一度完了した作業をやり直と、大きなコストとなってしまいます。
オーダーメイドで靴の製作を依頼する際、靴が出来上がってからの「やっぱりサイズを変えたい」というオーダーは全く無意味ですが、それと同じことです。
場合によって工程完了の承認書を作成し、関係者で共有するのも有効な手段です。
プロトタイプを作る場合
予算が潤沢であったり、システムの検証が必要だったり、スケジュールによってプロトタイプ(試作品)を作ることもあります。
その場合も基本的には上記の工程をなぞることになります。
全行程をプロトタイプとして作成した後にもう一度全行程を行う場合や、6~9だけを試作し、評価してから本番のものを制作する場合などがあります。
柔軟な対応が現場を動かす
本文で「工程の逆流は×」と書きましたが、なにがなんでも絶対に守らなければいけないという訳ではありません。
工程の上流ではどうしても気づかない事もあり、また一方で「下流にしわ寄せが溜まりやすい」傾向があるのも一般的な現象です。
それらを鑑みてバッファ(余裕)としてあらかじめ計算しておくことが理想です。
こういった工程や、案件管理のツール、設計書は何かを成し遂げるための手段であって目的ではありません。
例えば、友人同士で仕事する場合は「お金のやり取りが発生する仕事だから」といってメールを敬語にする必要はありません。
普段通りの話し方で円滑にコミュニケーションが取れるのであればタメ口で良いです。
CCが付いていて空気が変な感じになるのであればやっぱり敬語っぽくしてもいいでしょう。
メールやチャットは「情報を伝える」のが目的なので、それ以上の機能を求める必要はありません。
柔軟な対応で案件をガンガン進めましょう。